カードローンの再審査を申し込むタイミングと急ぎの人向けの打開策
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元 銀行員
銀行の支店勤務にて、カードローン(個人向け融資)の申込み受付・審査・管理などを含むあらゆる業務を経験。10年以上の勤続期間中に、延べ10,000名を超える利用者に適切な提案を行った。
- ✓今月は金欠だからお金を借りたい
- ✓でも、カードローンの審査に落ちた…
- ✓再審査してもらうにはどうすればいい?
カードローンを利用する理由は様々ですが、審査に落ちてしまうと借り入れできません。そんな時に考えるのが「再審査」です。
いくつもの金融機関を吟味して選んだカードローンなのに、審査落ちになったからと言って諦められるものではありません。
審査落ちしてしまったカードローンに再度申し込むにはどうすれば良いのか、ぜひ参考にしてください。
審査落ちしたカードローンに再度申し込みたい…
カードローンでまとまったお金を借入しようと考えていたのに、まさかの審査落ち…。
審査を通過できなかった人の中には、同じカードローンにすぐ申し込みし直そうと考える方もいるのではないでしょうか?
しかし、同じカードローンに申し込みし直しても「再審査」が待っています。
まずはなぜ審査落ちしたのか確認すべき
仮に、審査落ちしたカードローンに申し込みし直したとしても、原因が分からないままだと同じ結果になる可能性があります。
お金を借入したい気持ちを一旦落ち着かせ、なぜ審査落ちしてしまったのかを把握しなければいけません。
カードローンで審査落ちする5つの原因
カードローンの審査では、申込者に「継続的な返済能力があるのか」をさまざまな要素から判断します。
気になる審査基準ですが、金融機関側から公表されることはありません。つまり、審査落ちした原因を正確に把握するのは難しいと言えるでしょう。
とはいえ、一般的なカードローンで審査落ちしてしまう原因は、下記の5つに絞り込めます。
カードローンの申し込み条件には必ず「安定継続した収入があること」といった文言が記載されており、顧客に借りたお金を返す力があるかどうかを入念に審査しているのです。
たとえば、「貯金がたくさんあるから返済能力が高い」ということではありません。毎月の一定収入から継続的に返済していく力が、カードローンで言うところの「返済能力」と言えるでしょう。
審査落ちする原因1|虚偽申し込み
カードローンの審査では、申し込みフォームに記入された内容をもとに判断されていきます。
多少の誤入力程度なら訂正を求められるだけですが、明らかな虚偽申し込みが発覚すれば、詐欺の恐れがあるとして当然審査落ちします。
【注意】虚偽申告をしてはいけません |
- すでに退職した勤務先を申告する、存在しない架空の会社名を記載する、アリバイ会社や実際に在籍していない会社を記載するなど、事実ではない虚偽の申告は、のちに必ず発覚して不正とみなされます。審査に通過できないことはもちろん、発覚後に大きな問題となる可能性もあるため、絶対にしてはいけません。
審査落ちする原因2|収入が安定していない
安定した収入がない人も、カードローンで審査落ちしてしまう可能性があります。
審査で返済能力の有無を判断するうえで、収入の安定性は重要な要素です。
返済能力(収入の安定性)の判断項目 |
- 勤続期間
- 雇用形態
- 業種/職種
- 会社規模(売上高や従業員数)
- 直近の年収
審査落ちする原因3|他社からの借入が多すぎる
カードローンの審査では、申込者の他社借入状況も確認されます。
借入件数・金額が多すぎると、返済困難な多重債務者であると見なされる可能性があります。
下記のような場合は、審査通過が困難になると考えておいてください。
✓4社以上から同時に借り入れしている
審査落ちする原因4|短期間に複数社へ申込んでいる
借入件数だけでなく、場合によっては他社への申込件数も審査落ちの原因になります。
短期間に複数申込している人も、多重債務状態になる可能性が懸念されるからです。
一般的に「1ヶ月以内に4社以上申込している人」は、審査落ちする可能性があるので注意してください。
審査落ちする原因5|過去に金融事故を起こしている
カードローンの審査では、信用情報から過去に行った金融取引状況も確認されます。
出典: JICC 指定信用情報機関 株式会社 日本信用情報機構「信用情報」とは、ローンやクレジットの利用などの信用取引に関する、過去から現在までの客観的な取引事実を表す情報です。
信用情報内に大きなトラブルである金融事故情報があると、その時点で返済に対する態度に問題があると判断され、審査落ちは免れません。
特に、申し込み先の金融機関が審査を担当している他社カードローンやクレジットカードでトラブルがあった場合、審査通過は難しいと考えてください。
カードローンの再審査を申し込む際の注意点
仮に、審査落ちしたカードローンに申し込み直したとしても、タイミングによっては再審査してもらえません。
カードローンを取り扱う一般的な金融機関では、利用者情報をデータベース化し、その情報を元に審査をおこなっています。
そのため、誰が・いつ申し込みをしたのか、その審査結果などの情報は、すぐチェックすることができるのです。
注意点1|申込情報は信用情報に記録される
カードローンの申込情報は、信用情報機関にも保管されています。
出典: 日本信用情報機構(JICC)信用情報機関とは
信用情報機関は、加盟する金融会社から登録されるローンやクレジットに関する信用情報を管理・提供することで、消費者と金融会社の健全な信用取引を支えています。消費者が金融会社にローンやクレジットの利用申し込みを行うと、金融会社は、申し込みをした消費者の返済能力に応じた適切な審査(信用供与)を行います。
保管されている情報は、クレジットカードや各種ローンの利用履歴だけだと思っている方も多いのではないでしょうか?
実際はカードローンの申込情報も記録されているので、信用情報を開示する際に以前審査落ちしていることが確認されてしまいます。
注意点2|6ヶ月間は再審査してもらえない
カードローンの申込情報は、「6ヶ月間」信用情報機関に保管されます。
各信用情報機関の公式サイトで確認できる登録期間は、以下の通りです。
信用情報機関 | 登録期間 |
JICC(日本信用情報機構) | 申込日から6ヵ月を超えない期間 |
CIC(CREDIT INFORMATION CENTER) | 照会日より6ヶ月間 |
全国銀行個人信用情報センター | 6ヶ月~10年間 |
もちろん、審査落ちした原因によっては6ヶ月経って再審査を受けても、残念ながら通過できません。
審査落ちした原因に心当たりがなく、尚且つ半年以上待って再度申し込みすれば、利用できる可能性はあるでしょう。
どうしても「今」カードローンを利用したい人向けの打開策
- ✓6ヶ月も待っていられない…
- ✓あとちょっとだけお金が必要
- ✓明日までにまとまったお金がほしい
カードローンで審査落ちしてしまった人に中には、どうしてもお金を借りなければいけない場合もあるでしょう。
そんなときは、申し込んだカードローンで再審査を受けるのではなく、他の選択肢も検討してみてください。
他のカードローンに申し込み直すのも1つの方法
例えば、申し込んだ金融機関以外のカードローンを利用するという選択肢もあります。
審査というのは、各金融機関ごとに個別の基準で行われているため、1社利用できなかったからといって全てのカードローンで同じ結果になるとは限らないのです。
消費者金融のカードローンに目を向けてみる
他の金融機関を検討する際は、大手消費者金融のカードローンにも目を向けてみてください。
もちろん、消費者金融も厳正な審査を行っているので、必ずしもお金を借りられるわけではありません。
しかし、金融機関によって審査の仕組みが違うため、異なる結果がでる可能性は十分にあるのです。
大手消費者金融は成約率を公開しています
大手消費者金融の中には、投資家向けのIR情報として成約率を公開しているものがあります。
例えば、代表的な大手消費者金融のひとつであるプロミスの成約率は、 以下の通りです。
新規顧客数 20,754
成約率 46.4%
※2018年5月の数値になります。
確かに審査落ちしている人もいますが、沢山の方がお金を借りられているのも事実。改めて申し込み先を選ぶ際は、こういった点も参考にしてみましょう。
大手消費者金融は最短で即日融資も可能
ちなみに、大手消費者金融の審査は最短20分で完了するため、即日融資も可能というメリットがあります。
また、手続きにあたっては特定の銀行口座を開設する必要も無いので、手続きも非常にシンプルです。
できれば今日・明日中にお金を用意したい、そういった状況でも、大手消費者金融なら大きな助けになってくれるでしょう。
審査が不安なら簡易診断を使ってみましょう
一度審査落ちしてしまった人の多くは、他のカードローンに申し込んでも審査落ちしてしまうかもしれない…という不安を抱えるものでしょう。
そんな人は、一部の大手消費者金融に用意されている「簡易診断サービス」を利用してみてください。
2~3つの項目を入力すれば、ほんの数秒で融資の可否を簡易的に診断してくれます。まずはこちらを利用してから、申し込んでみてはいかがでしょうか?
ちなみに、簡易診断サービスが利用できる大手消費者金融のカードローンは、以下の通りです。
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カードローンの審査に落ちた人からよくある質問
まとめ
カードローンの再審査を申し込もうと考える人に向けて、審査落ちの原因や再申し込みのタイミングについて解説していきました。
結論から申し上げますと、審査落ちから最低でも半年間は時間を空けないと、残念ながら再審査してもらえません。
「6ヶ月も待てない」そんな人は、記事中で紹介した他の選択肢にも目を向けてみてはいかがでしょうか?
Q.返済能力とは
元 銀行員|武藤英次
借りたお金をしっかり返していく能力のことです
カードローンで借りたお金は、金融機関に必ず返さなくてはいけません。